2013年4月3日水曜日

Solarisカルチャーショックのお話 - パスワード設定編


Oracle Solaris 10 の 8/11リリースより、pam.confの
定義が変更となっています。

rootアカウントでも、パスワードポリシーのチェックが
強制されるため、初期パスワードとしてアカウント名と
同じものを設定する際に、注意が必要です。


pam.conf 設定変更箇所

 other  password requisite      pam_authtok_check.so.1 force_check
                                                       ^^^^^^^^^^^

rootアカウントでのポリシーチェックを回避する場合は、
"force_check"を削除する必要があります。


ちなみに、アカウント名をパスワードに指定した場合は、
以下のエラーメッセージが表示されます。

「パスワードには、ログイン ID の文字を循環的に移動
 させたものは使用できません。」

これは、"pam_authtok_check.so.1"でチェックしている
以下のポリシーに抵触するためです。

 circular shift

これを回避するには、/etc/default/passwdファイルにて、
"NAMECHECK=NO"を定義する必要があります。

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